2011年4月30日土曜日

バスに慣れた過程

乗り物酔いがひどい。自宅に車があったことがない。ひどいと地下鉄でも酔う。
シャトルバスで15分ほどの2箇所の地域がいわゆるフィンドホーンであることは前出。定員16人の小さなバスは田舎の舗装道路を走るとかなりの揺れ。運転手は交替でたくさんいるが結構おじいちゃんが飛ばしたりする。ブレーキが荒かったり、カーブで振られるとダメなんだってば〜!とにかく可能な限り2人分席を取り、横になって乗っていた。
ある日の遠足、クラス四人がベラの車で15分ほど走ったが助手席で思わず「これはいつものシャトルバスと同じ道ですか」と聞いてしまったほど走行が滑らか。オー、ユーアーグッドドライバー!と言ったらかつて車の運転をお仕事にしていたことがあるそうです。これなら大丈夫、長く乗っても酔わない。
この良いイメージが強烈にインプットされ、次にバスに乗った時に最初から普通に座ってみたところ、平気でした。皆さん降りる時にドライバーに「サンキュー、リチャード」などと名前つきでお礼を言うので「リチャードは大丈夫」と一人ずつ覚えて、ヤバい人をチェックしようとしたものの、そのうち忘れてしまいました。
かくて今週の頭から、バス通勤で「ザ・パーク」のキッチンで働きながら滞在しております。

2011年4月26日火曜日

英語の授業について

先生ではなくフォーカライザー「焦点をあてる人」。私らの英語のクラスは生徒4人にフォーカライザー3人。そのうちベラは遠足や芸術担当なので、英語の先生は残る二人、よく言えば贅沢。ちなみに次の期は既に15人だか申し込みがあるそうです。しかし少なければいいってもんじゃない。
当初ポルトガル人はほとんど英語ができず。最初の授業で「ノートにアルファベットを書いて、aで始まる食べ物から挙げてみましょう」と言われたとき彼女に「Lの次って何?」と真顔で聞かれて倒れそうになりました。既にこの問題の時点で食べ物ですかって脱力していたので。
チリの人も同様で、sellとかpullとか基本的な単語がわからず挙手して聞くわけです。先生も「買うの反対で…」と説明し、その間ジャパニーズ2人は待たなければならない。驚いた事に先生方は4人いっぺんに教えようとしているらしく我々には大変なストレスでした。
毎週木曜にはシェアリング(共有)と言って互いの意見を黙って聞く時間があるのですが、初回に向け早速辞書を駆使して半日かけて「こんなのは私が期待していたやり方じゃない」から始まる文章を作って、読み上げました。結びはもちろん「クラスを二つに分けてほしい」です。多少は効果があったらしく、後から「授業の予定が全部変わった」と聞かされました。翌日から授業時間の半分は2人ずつに別れて行われましたが歌やダンスやゲームはいらないから100%分けてほしい。でもここはフィンドホーンですからラヴ&ピースの根性を植え付ける必要性が彼らにはあるのでしょう。仕方ないです。
結果的に4週間後の私は来た時よりも明らかに英語がしゃべれないし聞き取れない状況になっているのですが、あとから思えば毎日いきあたりばったり感の連続でした。紙を切ったり貼ったりするのはがんばっていらしたんですけど、ここで英語を教えるのは初めてだと連呼する先生が我々ジャパニーズの担当でした。授業はティータイムを除けば3時間だけ。確かに2つに分かれて対面で自分の文法や発音をきっちり直してくれたのは上手でしたから大変ありがたく充実した時間でした。でも短かすぎ。すぐ4人一緒〜になっちゃって、簡単な英語のあと急にフィンドホーンの思想や歴史にまつわる難しい長文、エコなニュース記事を読ませたり、内容がちぐはぐすぎ。しかも辞書を使って調べましょうったって机がないんですよ机が!椅子だけなんです。先生が必要と思う時に大きな板を渡されて、その上でノートと資料を押さえながら辞書を使うのです。その次はポエム。ふだん造語を連発したり韻を踏んでる外人なんかいねえよ。にちじょうかいわをおしえてくれよ。時々気持ちが悪くなるくらいストレスフルな4週間でした。
しかし繰り返しますがここはフィンドホーンで、単に英会話だけならロンドンの高いスクールに行くほうがベターでしょう。二兎を追うものになる可能性はありますけれども自分で選んでここに来て、スピリチュアル的にプラクティスしたい。英語はその為の手段で、焦って自習で問題集で勉強したことさえ逆効果だったかも。
とにかくパンフレットにある「この英語コースは初心者向けではありません」の一行だけは何が何でも削除してもらう。

元気になって良かったね

曇天でもポルチュギースの彼女は一人、裸足になって海へ。この色が背景ではどうしても寂しそうに見えてしまうが、もしかしたら本当におばあちゃんを想い出していたのかもしない。表情はふっきれた感じだった。

ビーチ言うても

ご覧の通りの嵐が丘です。日本では見られない色の風景なのでそこそこ感動します。でも、ずーっとこうなの。突き当たりに洞窟があって一応入ったけど、だから何という狭さ。そんな時もラテン民族の二人(ポルトガルとチリの人)はノリノリで、「洞窟の中の貴婦人!」とかいいながら写真を撮りあっていました。変なものが写っても知らないよ。

再び遠足、漁港とビーチ

4/13撮影。水曜の午後は遠足の日。車で10分、ピクシーと呼ばれる入れ墨をした土着民族の博物館。筋肉質な船乗りたちがウェルカム。腕に入れ墨があります。

2011年4月24日日曜日

レヴ・セラーさんのこと(続き)

(同じく友人あてのメール貼付け、ゆえにタメ口)
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レヴさんは60いくつったか忘れた。ご自宅兼セラピールームは車で5分。
丁寧な問診は一緒にパソコンを見ながら1時間も。「僕は日本人のクライアントだけで2000人いるんだよ」と言われ、200人の間違いだと思ったら本当らしい。私の過去の怪我や現在の体調について細かく話し合った。余談だがこの2週目の頃が私は一番、英語が話せたかもしれない。申し込み用紙にも記入して、さらに日本語の事前説明みたいのを見せてくれた。施術時は着衣をどうするとか、セラピー後の変化、眠気などが出ても一時的だから心配はいらないとか。読みました署名。
紹介してくれた人は他にもマッサージを受けたそうだがレヴさんほどきちんと説明してくれる人はいないらしい。
さて全裸ですがエサレンと同じで患者に不快な思いをさせることは一切なく。1つだけテクニックでちょっと苦手だったのが、たまに両手の四本指でなでられること。不快なくすぐったさ。これ以外はとても気持ちよく、眠りそうになることも。エサレンマッサージしか知らないけど普通の心地よいオイルマッサージだった。と思ったら後半、仰向けになってからチャクラを活性化する施術が始まった。2本の指をチャクラの部分にあてて振動を与える。これは微妙で少なくとも施術中はよくわからなかった。当然ヤバい所は触れないのでお腹。

さてこうして1時間ほどのセッションは終わりました。まず起き上がってレヴさんの笑顔を見たら、なんだか海の底から浮かび上がって水面に出た時のような、なんとも言えない癒され感。レヴさんも「さっきとはあなたの顔が全然違うよ」とか言ってくれて。
服を着て再びパソコン前へ。「さっきお腹のあたりをマッサージした時、エネルギーが流れたのがわかった?」「アイムソーリー、ノー。」などいろいろ話した中で
”Your woman's power is low.”
"Your self-confidence is very low."
という2つのフレーズが、この人タダモノじゃない!と思わせたのでした。まあ最初のはアタシを見ただけで出るフレーズかもしれんが、2つめの「自分を信じる力が少ない」つまり自信がないってのは響きました。
これは自分がフィンドホーンに来た理由の一つで、だけど問診ではメンタルな話はほとんどしなかったのです。ただ職場で苦労したことや、コミュニケーションが苦手とは言ったけど。なのにこの自信という単語が出たのはスゴいと思った。
正直、この頃はまだ時差ぼけの影響も残り、体調の劇的な変化は実感出来ず。でもこの2週間後に2日間のワークショップがあるというので、とにかく行ってみます。ではまた。

レヴ・セラーさんのこと

手抜きですが友人に送ったメールをはりつけますので口調がカジュアルです。ご了承下さい。
なお写真はレヴさんちに歩いて行く途中にある牧場です。
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さてLev Seller さんて知ってる?
私も知らなかったんだけど、同じクラスの日本人の子に教えてもらった。すぐ近くに住んでいるからオイルマッサージ受けてみてはと。
顔見たらどこかのポスターで見た気がして。東鍼校の掲示板とか。一度見たら忘れられないお顔。日本が好きでよくセミナーを開くそうだがすぐ満杯なんだって。
単なるオイルマッサージじゃなくてチャクラなどのエネルギーワークを使うとか。ディープな場所で更にディープな人に会う、いいじゃないの。
さっそく行って来ました。ご自宅まで車で送迎してくれた。
これが治療の大家のイメージとはほど遠い、明るい田舎のオッサンで早口のスコットランド英語は半分しかわからず。「東京のどこに住んでるの?杉並区?知ってるよ!阿佐ヶ谷に友達がいてね、このスカーフ阿佐ヶ谷で買ったんだよ、いや違うこれはユニクロだ、こっちの青いシャツだハハハ。」という調子。英語で「前見て運転してください」って何て言うんだろう?軽すぎて不安…
(次回へ続く)

フィンドホーンの石

受付の前でこの様に石が売られています。愛、親切、感謝、思いやり、癒し…などの言葉が書かれて1個200〜300円ほど。
私はここの前を通るたびに、Death とか Devil とか Go to Hell とか Destroy とか Horror とか Mad Dog などと書きたい衝動を抑えるのに一苦労。これも真の自分を見つめるエクササイズですね。(ウソ)

2011年4月23日土曜日

ルームメイト

ルームメイト。何となくそわそわする言葉です。人生初のルームメイトはポルトガル人でした。恥ずかしながらポルトガルがラテン系というのは知りませんでした。
彼女は真っ黒な長髪ドレッドヘアで、顔の幅と同じボリュームの髪が左右にある感じ。目も口も私の2倍くらい。瞳はグレイグリーン。おしゃれなボインちゃんです。初めて会った時はびっくりしました。ただびっくりしました。「あっすみませーん部屋間違えました〜」と言いそうになりました。でも話してみるとちょっとシャイな感じでほっとしました。さらにドレッドヘアがナチュラルと聞いていっそう安心。何が。いや何となく。
私はまず自分がおしゃべりが苦手だと伝え、黙っていても機嫌が悪いのではないので気にしないでほしいとお願いしたらオッケーと。杞憂でした。英語はほとんどしゃべれないけどいつも明るくてまさにラテンのノリ。「アイム•ハングリー!(お腹すいちゃった!)ウフフフフ〜!」てな調子で、空腹なだけでそんなに楽しいなんてその脳天気ぶりの100分の1でいいから分けてくれ!といつも思っていました。
助かったのは私以上にパソコンちゃんなこと。ヒマな時はスカイプかフェイスブック、どちらかに熱中しているのでルームメイトなのに気遣い不要。私も負けじとアイパッドちゃん。お互い早く寝ちゃうし、いったん距離感が安定するとラク。
そうしたら二週目のある日突然元気がなくなって、数日後に聞かされたのが彼女のおばあさんが亡くなってしまったこと。
訃報のあった当日よりも翌日の方が落ち込みがひどく、一日だけ授業を休んで教会へ行っていました。別人のようにやつれた様子は一見、怒っているようにも見えるほど。それでも遠足に参加したり気丈に振る舞っていましたが眠れないと言い、ある時部屋に戻ったら電気をつけたまま憔悴しきって眠った顔が、十字架から降ろされたキリストのそばのマリア様のようでした。日本人のあえて遠くから見守る気の遣い方は、ラテン民族には冷たいと思われるかも。でも見守るしかありませんでした。
やがて彼女は復活しました。わかりやすいです。徐々にではありましたが、ヘッドセットで母国語の巻き舌を使う時間が増え、後半では「私、最近日記をつけているの!」とかスカイプで私までご家族にハローと言わされるなど、英語の吸収力とあいまって大変なことに。しかしピュアで優しいので、一緒の部屋にいると黙っていても元気を分けてもらえるような雰囲気がある人です。

2011年4月21日木曜日

花瓶+水盤+ロウソク立て

これはマリオンさん家のですが、この花器はフィンドホーンで人が集まる所には必ずあって、何か作業をする時には花と水とロウソクがセットされます。火をつけて、周りに円形に座り手をつないで参加者の気持ちを一つにする。瞑想でも勉強会でもお掃除部隊でも。最初はよくわかりませんでしたがこれによって、無愛想な外人でも怖くなくなるのでイヤな感じはしない。

マリオン・リーさんのこと

翌4/7撮影。マリオン・リーさんは有名なフラワーエッセンスの先生で、フランシスが仲良しなので一緒にお家に行ってセッションの予約を取って来ました。この日はご本人はバカンスでしたが普段、ワークショップや瞑想を行う部屋を見せてもらったらまあーこの空間の美しいこと。タンカなど東洋のスピリチュアルまで取り入れて悪く言えば何でもありだった。後日、このお家は何でもありっぷりで言えば序の口であることが、別の外人の家に行って判明。それはさておき、静かで落ち着いた空間でした。

後ろ姿

水仙のあと池を見てカモだ白鳥だと語り、ティータイム。売店。あまり盛り上がらない。

水仙

ブローディ城は水仙で有名。英国で一番数多くの水仙を栽培している。この季節、水仙だらけ。英語でダッファデル。

ブローディ城

4/6撮影。このあたりで一番メジャーな城、Brodie城に遠足。実は歩くの苦手。特に城好きでもなく。プログラムにあるから行くわけよ。先生たちはこれは自由参加だからって言うけどさ、他の人は行くのに具合が悪くない限り休めるわけないじゃん。このような違和感もだんだん出て来た頃でした。

ここで英語を習います

パビリオンという名前の別館。玄関を出て1分くらい歩きます。別館と言うと聞こえはいいですが実は昔、この芝の部分にテニスコートがあって、その更衣室だったそうです。
英語を学ぶコースの授業は毎回ここ。生徒はフリータイムに鍵を開けて、自習でも何でもできます。ここにiPodのコネクタ付きのショボいラジカセがあり、イヤフォンではなく空気で音楽を聴きたい時に利用しています。テレビもラジオもないとたまに息が詰まりそう。RainbowからGodsmack,System of a down,Audioslaveなどを気兼ねなく聴けるのはここだけ。でもさすがに風景と合わないです。

食いっぱぐれる

下のラウンジ3という文章を読むと全体で十数人しかいない雰囲気ですが、少ない時でも五十人、イースターな最近は百人近い人が寝泊まりしています。ホテルのように単に宿泊するだけの人はいません。滞在するには何かしらのプログラムに所属しています。私の場合は英語を学ぶコース四週間。概ねまずエクスペリエンス・ウイーク一週間を過ごさないと他のは受けられない。スピリチュアル・プラクティス一週間、働くコースは四週間から三ヶ月、など沢山あっていまだによくわかりません。エクスペリエンス・ウイークだけで帰る人も多く、ある週イッキに人が増える!こともしばしば。
そうなるとビュッフェスタイルの食事が問題に。ある夕方、つい居眠りをしたら夕食の六時を二十分ほど過ぎてしまいました。それまでは遅れても普通に食べられたのに、その日は食堂に行ったらジャガイモの破片しか残ってなくて目にも寂しく、ひもじい夜を過ごしました。

2011年4月19日火曜日

ラウンジ3

ラウンジの片隅には楽器と彫刻など。
歌とギターがとーっても上手なアメリカンがたまに弾いてくれましてうっとりスペースになります。夜、焚き火をする時には必ず誰かがタイコを叩きます。

ラウンジ2

ラウンジの暗い側から撮影。広いです。たまにソファでカップルが濃い空気でイチャイチャしています。

ラウンジ

話は宿泊施設クルーニー・ヒル・カレッジの説明に戻ります。
一階にあるラウンジ。ティータイム中心に地球が回っている国にふさわしく、食堂とは別にこの様な広い部屋があり、窓のない側の半分エリアでは無線LANが使えます。当初は優雅に談笑する外人さんたちを見ながらiPad持って暗い方に陣取り、下向いて作業。しかしこれは暗い印象を与えるだけなので最近は控えております。英語が聞き取れないのでなかなか優雅組に参加できないのですが、前出の日本人クラスメートの後押しもあって少しずつ距離を縮める努力をしています。彼女が紹介してくれたり、瞑想やワークショップで会ったことのある人には挨拶しまくる。たまに思い切ってランチで隣に座ったり、です。あぶら汗。私の性格では難しいことなんですけどここはそういう場所なので、少しずつ自然な感じに持っていきたいです。

オープン・マイク

「ザ・パーク」にあるカフェバーで二週間に一度、オープン・マイクというイベントがあります。
予約すれば誰でも自由に歌や演奏、踊り、漫談、ポエム、弁論などが披露できるステージです。
3/30、初めての水曜日がちょうど開催日だったので誘われるままに見物。いや皆さん上手いです、プロはだし。写真の女性はピンクフロイドの Breath in the Air をアコースティックに歌い上げてかっこよかったー!
もちろんシロートさんも、ウチの子供が歌いますみたいのもあります。全体的にゆる〜い感じ。司会もいますがジャジャーンみたいな気合は一切なし。漫談は早口で聞き取れなかった。

さて誘ってくれたのは同じクラスの日本人女性なのですが彼女の勧めで、二週間後にここで私は空手の形(かた)を披露することにしました。実はこれ書いてる時点でもう過去完了形なんですけどね。後日ゆっくり書きます。

2011年4月17日日曜日

でかいカフェオレ

山歩き無事終了。プチ・レジャー施設の喫茶店で休憩。古本屋と家具屋と、あともう一軒で構成された不思議空間。休日には親子連れがよく訪れるのだとベラが言ってたがホントかな。すごい山奥なんだけど。
頼んだカフェオレがあまりにもジャンボなので撮影。ガリバー王国。でも美味しかった。

フィンドホーン・リバー

スコットランドと言えばスコッチウイスキー。そう言えば仏像教室の皆さんがお土産はウイスキーでいいよと優しい言葉をかけてくださいましたっけ。
要するにこの辺は水が違うのだと。独特の地層によって濾過された水はこのとおり、琥珀色。既にウイスキーみたい。美しいです。
昨春30年ぶりの山歩きで御嶽山へ行っておいてよかった。あれがなかったら私はバスで待っています的な英訳が必要だった。

水曜はネイチャーの日

英語の授業は午前中だけ。午後は月、火はワーキングつまり労働、水曜は皆でアウティングつまり外出、遠足。あと火曜の夜は手芸やダンスを習う。木曜の夜はシェアリングと言って、お互いの意見や感じていることをシェア(共有)する時間です。
定期のプログラム以外にも行事がいろいろあって、さらに個人的にマッサージやワークショップに行っていると忙しくて勉強するヒマがない?!

この写真は2011/3/29撮影。皆でバス10分くらい乗って、山歩き。フィンドホーン川に沿って。

たまに誰もしゃべらず静かに歩く時、このひとたちとの縁とか、日々同じ方向に進んでいることを実感するのでした。

2011年4月16日土曜日

美しい石の建物、瞑想用

ザ・パークにある、サンクチュアリのひとつ。大変美しい。私の英語力では「素人が石を積み上げて作りました」と聞こえたのだが、シロートがこんなもの作れるのかね。
中でクラス4人+フォーカライザー3人、皆で瞑想したあと、エンジェルカードを1枚ずつめくりまして。
何だエンジェルカードって。よく知りませんが示唆的な言葉がひとつずつ書かれています。
他の人は明晰、浄化、冒険、とか出てくる中で私はJOYでした。じょい。
はあ?!という感想しか出ず。
そのあと自分のカードについて何を感じたか一人ずつ語るコーナーで、わあ〜ジョイなんてうれしいわ、どんないいことが待ってるのかしら楽しみい〜うふハート、ぐらい言えるのがオトナなんでしょうけど私はバカ正直に「英語のコース二日目だし初めてひいたカードがジョイと言われても何のことだかよくわからない。」と語って石の部屋をより一層ひんやりさせましたとさ。

ザ・パーク

2011/03/27撮影。「ザ・パーク」までシャトルバスで遠足の日。
クルーニーがホテルがドン、なのに対し「ザ・パーク」は大きな村みたい。敷地がハンパなく広い。そこに家々や施設が点在したり密集したり。
クルーニーのガーデンは手作業だがこっちはトラクターゴロゴロ、スプリンクラーブンブンな世界。
そして私の野望であるショッピングは、「ザ・パーク」でしかできないのだ…!
地域のゲージツ家作品、ショボい土産物、怖い土産物、洋服、おもちゃ、食品、サプリ、化粧品など幅広く売っているが、どーにも高い。でも見てるだけ〜で楽しい。

さてこの写真は「バレルハウス」と呼ばれる名物の建物で、バレルとはウイスキーを作る樽。
私の英語力では「樽をそのまま利用して住んでいます」と聞こえたのだが、樽ってこんなに大きいのかね。もしかしたら材料は樽、なだけかも。どっちでもいい。

これが宿舎の全貌だッ

フィンドホーンは「クルーニー・ヒル・カレッジ」と「ザ・パーク」という2つのエリアから成り立つ。
結構離れていて、シャトルバスで15分くらいかかる。
私のいるクルーニーは、元はホテルで70年代っつったか忘れちゃった今度調べます、とにかく古いホテルをそのまま使っていて、外観はこの様な感じ。
ワークショップや瞑想や運動ができる部屋がいくつかと、泊まる用の部屋が混在して、さらに食堂、ランドリー、サウナ、図書室、パソコンルーム(狭っ)その他があります。
広大な敷地の一部はガーデンで、野菜などを栽培。残りは森林と芝と。
食事はベジタリアンで、エコビレッジの先鋭で、PEACE on earth をうたうこの場所が無線LANバシバシ飛んでるのはちょっと意外。「電磁波撲滅!」と目くじらを立てる人はいないのね。しかし自室では電波弱い。ipadを持ってパソコンルームに行くと快適にネットできる。

2011年4月13日水曜日

ヴァージンエアラインがベラを激怒させた話

私の受けているプログラム Learning English in Community は年に三回ほどあって、
今期は生徒が四人だけ。そこにフォーカライザーという人が三人つきます。先生でもあるし、屋内外の活動の引率者で、生活上の困ったことも相談できます。その一人がベラというドイツ人の女性。誰もが彼女をエネルギッシュだとか情熱的とか表現していますが私はドイツのサザエさんみたいだと思いました。明るくて腹に何もなくて、思い立ったら猪突猛進。

これはちょっと重いエピソードなんですけど。
成田からヴァージンアトランティック航空で来ました。機内で映画が見放題ですから「ヒアアフター」を選びました。クリントイーストウッド監督、マットデイモン主演で、マットが亡くなった人と交信できる能力を持つ、ということしか知らなかったのです。テレビ宣伝でちょっと見たかったし不思議の地フィンドホーンに行くにはふさわしい内容じゃないですか。
そしたらオープニングの場面が、ヒロインが津波に巻き込まれるシーンで。しかもここまでやるかというくらいリアル。遠くに高い波が見えて、あっという間に島を飲み込んでいく。ヒロインは走って逃げるのですが間に合わず、激流に巻き込まれて大木に激突する水中シーンまであるのです。ここで臨死状態になって見た映像が後々マットデイモンと絡むのでしょう。でもこの時期にそんな津波の映像を見て何も感じない日本人がいるでしょうか。私はとにかく悲しい気持ちになって涙が止まりませんでした。映画を止める気力さえなくて、残像が怖くて途中でストップできなかったのです。やっとマットデイモンがイタコになったシーンで見るのをやめました。

私は翌々日、フィンドホーンで会ったばかりのベラに茶飲み話でこのことを話すまで、自分がとても疲れていたので涙が止まらなかっただけだと思っていました。
ベラは話の途中でどんぐり眼になって
「クゥルエイズイイ!!!」と叫び、最初私が怒られているのかと思いましたが早口でたぶんこんなことを。
「ヴァージンアトランティックは何てバカなの。あの地震の直後に、日本人ばかりが乗っている便で、なぜ彼らはそんな無神経なことをするのかわからない。私だったらヴァージンアトランティックにメール送りつけて訴えてやるわ!」
この激怒するベラを見て、あ、私は怒ってもいいのだと初めて思いました。

2011年4月12日火曜日

ビーチツリー・ルーム

図書室の隣にある部屋は説明会、会議、瞑想、ヨガなどいろんな用途で使われる。

図書室

ライブラリー。手前に本棚がぎっしりで、奥のサンルームみたいな所で読んでもいいし、借りてもいい。
当然ですがマニアックな品揃え、自分の英語力では歯が立たない。その分憧れる。
ここは本当に美しい場所なので後日またアップします。

お約束のバスルーム

軽く六畳はあります。バスタブも広いので中で眠れます。ていうかここに一人は住めます。古い鏡台もあるし。
入浴はすっかり慣れ、快適。お湯をはる時は絶対にバスルームから離れないようにと初日に説明がありました。溢れて階下が水浸しになる事件があとを立たないそうで。事実、あっという間にお湯がいっぱいになるのでありがたい。
しかしこのトイレは広過ぎて落ち着きません。木製の便座は寒い夜でも飛び上がらずにすむのでよいけど。
ここを今は5人ほどで共有していて、1階下のも使ってよいのでそれ程問題はないですが、6月以降の観光シーズンになるとマックス15人でシェアですよ。ちょっとキビシイ。
私のいる部屋は5階?実質2・5階?階段が短いので。
で、1階まで行けば普通の、個室が4つあるトイレがあるのでもっぱらそちらを利用。

晴天に戻る

あっという間に、何事もなかったかのような晴天。これからずっとこんなんかと思いましたが、わりとそうです。
傘が嫌いな私は数日で慣れました。

肌を刺すような日差し

同時に日光は、肌に当たると痛いほどのギラギラ感なのです。狐の嫁入りなんて可愛いものじゃございません。

激しい雨が降る

わかりますでしょうか、かなり強く雨が降っております。でもうっすらお天気雨なのです。

急に雨が。

続き。庭に出て5分もしないうちに雨が降って来たので、掘っ立て小屋で雨宿り。
屋根はプラスチックのなみなみのやつですが、テーブルにはこんな可愛い…なんだろ、飾り?儀式の跡?

2011年4月11日月曜日

着いた翌日の庭

26/03/2011撮影。
玄関前に出て少し下がった所はもうこんな景色。
いい天気だと思っていたのですが。

挨拶

ハローと言いながらどうしてもおじぎをしてしまう。
二週間たっても抜けない。
下手するとおじぎを返されてしまう。
もうこうなったら頭を下げまくれ。
外人どもにおじぎをたたき込め。

2011年4月7日木曜日

Findhornの庭

25/03/2011撮影
フィンドホーンの庭…と言うより、大きな森林の中に立っている、元々ホテルだった建物。
それが私たちの宿泊施設。玄関前に立って緑を撮影しました。
遠くにゴルフ場が見えます。左の建物はゴルフ場のオフィスで、ホテルではありません。

フィンドホーン最初の夜

26/03/2011撮影
25日の夜8時半頃、ついにフィンドホーンに到着。
ロンドンから最寄り駅Forresまで10時間以上かけて列車の旅。
その前日に12時間のフライトだったので朦朧となり、リカバリーに数日かかりました。
この写真は、最初の夜だけ四人部屋に一人で寝させてもらって、当たり前のように朝四時に目が覚めてしまい
ヒマなので撮影したものです。
明日から人生初のルームシェア、ドキドキしておりました…。

2011年4月4日月曜日

世界の車窓から。これがやりたかったのです。

世界の車窓から。(石丸さんの声で読んで!)

ブログを作ったらこれがやりたかったのです。
ロンドンから10時間の列車の旅。どんなに素敵だろうと思っていたが実際はこのような風景が延々と10時間続く。興奮したのは最初の5分くらい。
しかも最初の4時間ずっとボックス席で英語をしゃべるインド人女性二人と向かい合わせ。これってどうよ。
テーブルにスナック広げてランチ始まっちゃうし。見えない壁がガーンと降りてて挨拶もなしよ。
彼女たちと入れ替わりに今度はロシア人の親子3人。若夫婦と3歳くらいの男の子。
たどたどしくロシア語をしゃべる様子はなかなか可愛い。けどボックス席はつらいw。

座席を予約したらこうなったのだが、旅は時間と空間を見知らぬ人と共有することなのだと実感しました。

モントローズ?ロニー・モントローズ?!

列車に8時間も揺られた頃でしょうか、Montroseという駅に到着しました。
モントローズと言えば、ロニー・モントローズ!大好きなギタリストであります。
彼のバンド、ザ・モントローズの「灼熱の大彗星」…この邦題もどうかと思いますが、この曲を聴いてまるで津軽三味線のようなギターソロに魅了されました。

つまりこの写真は、山口百恵のファンが山口県と聞いて興奮するようなもので、意味はありません。
しかもロニーはアメリカ人だし。

スピーキングパートナー

生徒一人に一人ずつ、先生とは別にスピーキングパートナーがついてくれる。
近所で慈善事業をやってたりホームステイに慣れていて、フィンドホーンを熟知している人。
私のパートナーはナースを退職されて今はセラピストの方。
ロンドンに19年いたのでスコットランド訛りはほとんど苦にならない。
今日初めてゆっくりお会いして、お宅にもおじゃました。
鍼灸をご存知なのはもちろん、クレニオもトムシェイヴァーさんも知っていた。
レヴさんにYour Woman's power is low,と言われたことを話したら、
それは陰の力が弱いってことね、と英語で言われて驚いた。
それであなたのkidneyの力はどうなの、ってこりゃ東洋医学相当勉強されている。
言ってる英語の意味がわかるのに東洋医学の知識で負けて答えられない、ということもあり得る。
シャム猫を飼っている。名前はクリオールと聞こえた。レスキューキャット、他の猫に傷つけられたのを助けて飼っているそうだ。久々に猫なでた。散歩犬ばっかなんだもん。青い瞳。
木曜にマリオン・リーはいないけどフラワーエッセンスの本部に行く約束をした。

2011年4月3日日曜日

初投稿!

初ブログ!
しかしiPaddから写真は投稿できないみたい?!
昨日は早朝ヨガ、英語の授業、スコットランド文化の話、近隣の森の散策、スコティッシュダンスと、てんこ盛りな一日でした。
流石に疲れて今日、土曜はオフなのでぐったり。
テレビもラジオもないので顔洗って寝ます。