2011年9月29日木曜日

フォレスの町 The Forres Town

以前、宿泊先から最も近い町「フォレス」への近道についてお話しました。

フィンドホーンで英語を習う。: 森の小道 Through the wood

歩いて20分ほどかかるのですが、この町が小さいけれど大好きなのです。
何もないと言えば何もない。
でもコープ(生協)、ブーツ(おしゃれなマツキヨ)、いくつかのチャリティショップがある。オーガニックな店もある。さらに10分歩けば巨大スーパー「テスコ」がある。ヒマなときは用もないのに町まで来たりしました。デートスポットはたくさんあるらしいですよよく知らないけど。

二枚目の写真は「フォレス・グランドパーク」これがまた巨大な公園…つーか巨大な芝のある公園。
さすがガーデニングの国、美しい花壇です。


2011年9月26日月曜日

時間差攻撃 The time lag between you and me

白状します。

現時点で、フィンドホーンにはおりません。
正直に言えば、帰国しました。なぜか。観光ビザの期限の6ヶ月が目前に迫ったからです。
以下は得意の「知人に送ったメールの切り貼り」であります。

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こんにちは。
メールをいただいたのは8月上旬。
返事もせず1ヶ月以上過ぎてしまいました。申し訳ありません。
ブログにも小出しにしましたが、ちょうどその頃「悪夢の四週間」と呼ばれる(私だけに)マッサージ講習が終わったばかりで心身ともに社会復帰、リカバリーもままならなかったのです。
メールを拝見して、力が湧きました。遅くなりましたがありがとうございます。

ここまでの歴史と今後の予定

3/24 イギリス入国
3/25 フィンドホーン到着
3/26~4/22 英語を習うコース
4/23~6/24 働くかわりに安く滞在するコース
6/25~7/22 オイルマッサージ認定コース
7/23~9/17 働くかわりに安く滞在するコース
9/18~ ロンドン観光
9/下旬 帰国

自分でも半年いるとは思いませんでした。最初の1ヶ月の英語を習うコースだけで帰国するかもしれないと周りに言って出て来ましたがとんでもない。日本に帰らねばならない理由がないのでそのままズルズルと延長して、観光ビザMAX使い果たして帰国します。
正直、ここにもっといたいです。ここが好きー!と言うより、ここの生活をもう少し味わいたいです。日本に帰りたい気持ちよりもずっと大きいです。その中で仕事のことや家族とのことなど自分を確認する作業がもう少し進められたらと思います。
でもこの地に惹かれて、長期滞在しては日本に帰ってお金を貯めてまたここに戻ってくる、という生活をしている人も多いです。ここには日本人以外の東洋人がほぼゼロなので、ちょっと不思議に見えるかもしれません。
私もそうなるのかな。いやそれより帰国したら半年分アパートの大掃除、そして職探し。貯金も使い果たしたのでそんな優雅なプランはしばらくお預け、とにかく働かないと…!

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このブログを読んで下さっている方にお許しいただきたいことがあります。
まだしばらくの間、書きためた文章や写真をもとに、このブログを現在形でもって更新していきたいのです。

開始当初はフィンドホーンにやって来たのはいいが、地震直後なせいもあって何もかもおっかなびっくり。その中でこれは面白いと思った事を自分の記録のために、そして知人にいっぺんに写真つきで知らせるためにはブログがいいかなと思って始めました。だんだん実際に起こってからUPするまでタイムラグが生じるようになりましたが、それでも頭の中のネタ帳にはこういう文章でこの写真でというイメージが常にありまして、それを書き記してからでないとブログを完結することができません。ワガママですが「あたかもまだフィンドホーンにいるかのような文章」にもう少々おつきあいください。

2011年9月25日日曜日

笑いについて その3 A sense of Humor vol.3

さて笑いのテーマは続きます。何と言っても一番ウケタのがこれ。
働くコースの全体ミーティングで「一人ずつ名前と出身、仕事場、それと…あなたの心を温めるものを言いましょう」まあ何てウザい質問。皆さん「お母さん」「友達」「夕暮れの海」と定番な暑苦しい言葉。聞いててイラっとしたので何でもいいから本心を言うたれ!と思い「私の心を温めるものは、ここのブティックでの買い物」と言ってみたら場内大爆笑。女子の大半は叫んで笑っていました。泣いちゃって自分のコメントが言えない人も。一人だけ、この質問を考え出したリーダーだけがムッとしていましたとさ。

笑いについて その2 A sense of Humor vol.2

働くコースの全体ミーティングで、皆がなじむようにゲームをするのですが「カー・ウォッシュ」と言うのをやったことがあります。縦に二列に向かい合って並んで、そこが洗車スペース。一人ずつ、自分はどんな車で、どんな状況で、どんな風に洗ってほしいかを言ってそこを通る。周りの人は言われた通りに叩いたり撫でたり歌ったりして、洗車つまり癒してあげる。皆さん「ムスタングの何年型」「僕は新車のアルファロメオ」「40年洗ってないトラクター」などと言ってる。さあ困った、車の名前なんてわからない。仕方なくひねり出したのが「私は自転車です」…まさか、あんなにウケるとは思いませんでした。「間違ってここに来ました」と言ったらまたドッカーン。うれしいけど、そんなに面白いか?

反面、ズッコケ系の笑いは少ないような気がします。ぎっしり入った瞑想室。ホールド係が「ウェルカム…」と、皆が瞑想に入りやすい言葉を言った後、真鍮製の大きなボウルをグォオオオオ~ン…と鳴らしてスタートするのですが、ある日、係のおじいさんが渋くセリフを決め、誰もがグォオオオオ~ン…を待っていたその時、ボウルに柄が当たってしまい「スコッ」という音に。60人ほど入っていた部屋で私の「ふんッ!」と鼻で笑った音だけが響きました。誰も笑わないのです。…集中しているのですね。

笑いについて その1 A sense of Humor vol.1

ここの皆さんはちょっとしたことで大笑いしてくれます。外人さんがどこでもそうなのかはわかりません。

おやっと思ったのは4月。食後にキッチンを掃除する当番があるのですが、作業の前と後に輪になって「さあこれから皆で気分よく作業をしましょう」とケジメをつけるのです。たいてい「一人ずつ、名前と出身、所属しているプログラム」とともに今の気分を言っていく。普通に言うこともあれば、10スケールで表したり、今聴きたい音楽は?とかいろいろ、日によって違います。
その日、私はずーっと憧れていた巨大スーパー「テスコ」に初めて行ったのがもう嬉しくて、今日はゼッタイこのことを言うぞ!とワクワクしていたら、リーダーが「今日の気分を動物で表してみよう」と言うので困りました。皆さん「眠たい猫」「白い鳩」「ラビットよ、モグモグ」とつまらない事を順番に。私はどーうしてもテスコのことを言いたかったので「私はテスコに初めて行ったライオンの気分です」と言ったところ、まあ皆さんウケるのなんの。知らないおじさんが腹をよじって笑っていました。ちなみに I feel like a Lion who went to the Tesco for the first time. と日本語とは語順がひっくり返るので、イメージとして最初にライオンがドーンと出て、そのままテスコに行くので面白いかも。

2011年9月24日土曜日

職場チラ見 Have a look at the kitchen

真ん中のドアの中、白いシャツの人がいる場所が私の職場です。
よくわからないですね。後日もう少し見やすいものを掲載予定。
手前の大きな台に、多い時は100何十人分のごちそうが並ぶのです。

2011年9月15日木曜日

食堂の中 dining room

これが食堂の中、皆がご飯を食べる所です。100人入っても大丈夫。誰もいないと風情がありますが、ここに人種入り乱れてぎっしり座ってわあわあしゃべるとうるさい。更にギターかき鳴らしたりされる。

2011年9月9日金曜日

食堂の外観 Community Center

これが毎日通っている職場の外観です。この中にあるキッチンで働いています。

2011年9月8日木曜日

腹鳴 Stomach Growling

私の職業は鍼灸師なのですが、治療のはじめに腹部に接触鍼を施しますと、腹鳴つまりお腹がグルルル…と鳴ることが多く、患者さんも私もああお腹が動き出しましたねなんていい気になっていたのですが、ここで毎朝嫌というほど聞いています、腹鳴。

パークの瞑想のための建物には60~70人分の席が円心状に並び、夏は滞在者が多いのでぎゅうぎゅうです。その日の瞑想をホールドする係の人が、ウェルカム トゥ ザ マンデイ メディテーション…などで始まる導入の言葉を言って真鍮製のボウルをグォーンンン…と叩きます。するとあちらこちらから、とめどなく腹鳴が。グルルル…ギュルルルル…これあなたすぐトイレ行かないとヤバイんじゃないのってなくらい。あるいはうるさーい、気になって瞑想できない!ってなくらい。
腹鳴ってこんなに簡単に、激しく鳴るものなのね。

2011年9月6日火曜日

Spooky Men

さて携帯で初めて電話してタクシーを飛ばしてパークに行った目的は、このSpooky Menというステージを観ることでした。
前評判が高く、テーゼシンギングでもいろんな人が薦めていたので。
写真の通り、男だけの集団17人でした。素晴らしいコーラスの実力がベースにある上で、笑かす歌を歌う。いかにもイギリスの人が好きそうなシチュエーションです。
リーダーの司会は早くて理解できなかったけど、歌詞は例えば「古いのが壊れるとすぐ新しい物が欲しくなる。でも新しいのを動かしてみると、前のが良かったと思う。」てな感じのことを歌い上げたりしていました。
ダークダックスとデュークエイセスとボニージャックスが一列に並んで面白いことを歌っているイメージです。
本当に歌声が素晴らしいので、ラスト近くでグレゴリアンを歌われた日にゃあちょっとウルウルしました。
真ん中の写真は休憩時間に、観客と出演者がぐちゃぐちゃになっておしゃべりしている様子です。

<追記>
グレゴリアンと書きましたが、ジョージアン・チャントの間違いでした。綴りは似ているが違う。

2011年9月4日日曜日

携帯買った The mobile phone

巨大スーパー「テスコ」で携帯を買いました。パスポート要るのかな、名前や住所を書かされるのかなと心配でしたが杞憂。フツーにお菓子と同じようにレジで買いました。
当初は携帯なんて要らないと思っていました。電話できるほど英語が上達してないし。でもiPod Touchでは無線LANのある所でしかメールできずフラストレーションだった所へ、この国では意外と安く携帯が使えることが判明。しかも日本で言うショートメールに当たる、テキストを送ることができるのです。通信会社に関係なく激安で。
写真のは本体20ポンド、2600円くらい。これにTop Upと言って毎月10ポンド払うと100分の通話と300通のテキスト、50MBのウェブアクセスができるのです。この携帯にはウェブ機能はないので関係なし。もちろんカメラも音楽もなし、とにかくテキストを送れればよいので充分。使ってみてやっぱり便利、待ち合わせには必携。英語しか入力できないけど日本人どうしでもよく使います。
先日はついに会話デビューしました!パークでのコンサートのチケットを買ってあったのに、シャトルバスの時間を間違えて乗りそこなったのです。とにかくクルーニーまで来いアズスーンアズユーキャン!ひどい客なのにちゃんと来てくれました。しかも事情を話したらすげえ飛ばしてくれました。しかもお釣りをおまけしてくれました...?よっぽど恐かったのかな?ごめんね入れ墨運ちゃん。

2011年9月3日土曜日

出戻った。 Moving back

7月の最終週、四週間のエサレンマッサージ講習が終わるや否や、とにかくクルーニーから逃げ出したくてザ・パークに引っ越したのは前述の通りです。
ところがパークに滞在したのは結局三週間。8月半ばに再びクルーニーに戻りました…。

小さな理由は、ルームシェアとハウスシェアの違い。
クルーニーはもともとホテルだから各階にトイレ&バスルームがいくつかあって、どこか必ず使える。でもパークで今回、一軒に5人で住んでいたのにバスルームは1つ。神経使うし出るものも出ません。共同キッチンがあるから勝手に料理できる自由さはありますが、外人がシンクに食器を山積みにしたままなのを見るとイラっとします。広い居間は掃除も大変。ゴミ捨てとか食料調達とか、クルーニーにはない協力が必要になります。それがバランス取れれば家族みたいになれるんでしょうけど。毎日ボーイフレンドを連れ込んで居間でイチャイチャするアメリカ人の前でどっかり座ってネットする根性はありませんでした。

そして大きな理由がありまして。
日本人女性と一緒の二人部屋だったのですが、この人とは職場も同じだったのです。つまり24時間一緒なことも稀ではありませんでした。もちろんわかっていたことだし元から友達だし何とかなるだろう、とにかく四週間の嫌な記憶から逃げ出すことが最優先事項だ。これが見積もり甘男でした。
考えてみればこれって家族でも無理です。まるで自営業の夫婦のような生活。
英語でライク・ア・セルフ・エンプロイード・カッポーと言うと外人にウケます。日増しに彼女の言動がハナにつくようになり、なぜこの人はこんなことをするのか、なぜ言ってもやめてくれないのか、なぜあんな言い方をするのか。極端な時は口を聞くのが嫌で9時台に寝たりして。まるで彼女の欠点だけを拡大鏡で見ているようだ、知ってるはずの長所は見えていないと気がついた時、クルーニーに戻ろうと思いました。もちろんいまだに受け入れられない部分はあるのですが、既に世話になってるし日本に帰ってからも連絡取りたいと思うと、この選択しかありませんでした。
このことをグループの時間で正直に話したら彼女も同じだったと言ってくれて、引越しを手伝ったりスーツケースを貸してくれたりしました。出戻った後は以前のような感じになって、今日こんなことがあったとかすぐ話すしグチを言ったり自慢を聞いてあげたりしています。
これは私の人生で初めてなことです。一度はこのヤローと思った相手と直接対決なしでバランスとっておしゃべりを楽しんでいる。自分の拡大鏡に気がついたことはすごいことです私には。なのでここに書きました。
写真はクルーニーの今の部屋です。

2011年9月2日金曜日

パークのブティック The Boutique in the Park

以前「ブティックとは」というタイトルでクルーニーのブティックを紹介しました。
本来は物々交換所ですが持ち込まなくても誰もとがめない。
クルーニーは「一部屋」でしたがパークはご覧ください「一小屋」です。
ピンクの小屋がそれで、隣の茶色のはブティックのための倉庫。規模が違うぜ。
パークは家族で住んで家族で去るパターンも多いので、家電品、食器、本、おもちゃ、子供服が充実。
子供服、サイズは私にピッタリ。ありがたいですな。GAP、NEXT、H&M などのTシャツをゲットしています。現在進行形。
3枚目の写真の右隅にミニコンポがありますが、何故かジャムまみれ。こういうことは珍しくないのです。
たまにSONYのスピーカーセットや巨大なテレビが転がっていて、ここが日本だったら持って帰るのにい~と悔しがっています。


パークの図書室 The Liblary in the Park

図書館と言いたいところですが建物全てがライブラリなのではありません。
別の部屋は人が住んでいたり事務所だったり瞑想室だったりします。
蔵書量はハンパなくクルーニーよりも多いです。

ある日ここにいたら私の大好きな太ったドイツのおじさんが入って来て
二人きりになってどーしましょー!!と思ったのですが
その1分後に「これが僕のパートナーの著書なんだよ」と分厚い本を早口で説明されて終わりました。
美しいだけの思い出です。