2013年4月5日金曜日

公民館で歌っています

こちらのブログの更新は1年半ぶりになります。
イギリスから帰国してもうそんなに経つのですね。

さっきティゼ・シンギングの記事を読み返してつくづく、防備禄してのブログを残してよかったと思いました。
この号泣のこと、すっかり忘れていたのです…。


つい最近、公民館の合唱サークルに入りました。
クラシックのミサ曲などをラテン語の歌詞で。
そう、フィンドホーンで毎日歌っていたティゼに似ているのです。

歌詞はチンプンカンプンだから意味にとらわれずひたすら歌う。歌に集中しやすい。
まだ声が出る音程がものすごく狭い。
だからカーンと声が出たときはすごく楽しい。

ティゼの楽しさをなぜ忘れていたのか。
合唱を始めたのは、ティゼの記憶ではなく人のアドバイスでした。

「感情の豊かさを活かすのは歌がいちばんです」

そうか!!

背中を押され迷走する私。
なぜか最初、民謡を習いたいと思いまして。ええ、日本の民謡です。
だって日本人だから。
金沢明子さんがロウソクの炎を揺らさずに歌う、あれやってみたかったんです。

でも民謡サークルって少ないんですよ。
1公民館に3サークルは軽くあるかと思ったら、どこにもない。
やっと見つけて行ってみたら肌に合いませんでした。

次になぜか「ゴスペルはどうか」と思いました。
ブームでなく定着感があり、習う場所も多い。音楽教室からサークル、教会まで。
教会はなんたって安い。さっそく行ってみたら楽しかった。
レベルも高いし通ってみようかと思ったら。
日本の国旗とある国の国旗がクロスしたオブジェがどーんと飾ってあるのを見て怖くなってやめました。

このへんで自分がアイリッシュハープを習っていたことを思い出しました。
せっかくならそれと相性のいい歌が習いたい。すると民謡やゴスペルよりもクラシックかな〜。最初から気付けってんですよ。

でも今さら流浪の民はちょっと。よくある第九。童謡なんか歌わされたりしたらいやだな。

期待せず公民館に見学に行きましたらレッスンのテンポが速い!
4声の楽譜、読めてアタリマエ?!ついていくのが大変。
いやこんな高い声出ませんて。口パク。
終わった時はスポーツジムに似た充実感。

決めては習っている皆さんでした。
先生が上手いのはアタリマエ。
まだ最初の音がどうしても取れず、周りの方の音を聴いてついていく私。
この人のように歌えたら、気持ちいいだろうな…と思える目標が、先生ではなく隣りの先輩。これは大きいです。習い事を始めるのにこれは欠かせません。

というわけでYouTubeでにわかクラシックファン。


フィンドホーンの記憶は突然よみがえります。
時には今の自分がぬけがらであるような感じがして泣けてきます。
どうして私はここでこんなことをしているのか。イギリスに行きたい。

けれどもフィンドホーン以降、袖擦り合った人々からいろんな影響やメッセージを受けて
またご縁があればイギリスに行くが、今はまだ。と思ったり。

だいたいこの2つを行きつ戻りつしながら暮らしています。