2011年5月23日月曜日

物には名前. Everything has its own name

とにかく全ての物に名前がついています。ダイニングを手伝ったことがある人は、食洗機の名前がレオナルドだと知っていて「私、レオナルド大好き!」「でもレオナルドは男に人気がある」としゃべっていたら、ドイツのギャルが神妙な顔で「レオナルドって誰?」と聞いたので一同大爆笑。

この全自動洗濯機。左がタイタニア、右がオベロン。顔こわいですオベロン。

「僕、パピロンで〜す!」ちょっとブリっ子ですね。もちろん別の掃除機は違う名前。ちなみにこの顔は元から商品についているようです。何を考えているのか。

2011年5月20日金曜日

サンクチュアリの前

直訳すると「聖地」、瞑想するためのスペースです。写真はサンクチュアリへ入る前のスペースで、ここがサンクチュアリなのではありません。一枚目が階段の踊り場(広い)から撮影したもの。ドアを開けると二枚目の写真、左の扉がサンクチュアリ、右がサウナのある棟へと続きます。間違えたら大変ですね。
サンクチュアリの中ももちろん素敵なのですが私はこの靴を脱ぐためのスペースが大好き。色が好き。


日本人の戦友

またもや友人にあてたメールを貼り付けます。タメ口ご容赦。
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さて英語のコースの時は宿泊施設の中に教室もあったので言わばカンヅメ。しかも施設内50~60人の平均年齢チト高め。
今はその施設に滞在しながらバス通勤でザ・パークという広い村のような所のキッチンで働いています。ここはヒッピー色豊かです。頭に花や葉っぱ刺してまっせ。常に誰かが楽器弾いてまっせ。人口は3倍以上。家族で暮らしているケースもハンパなく、子供も多い。たくさんの人を目にしますがやはりアタシ外人に弱いかも~。いま毎日すれ違うヒゲの優しそうなヒトが気になっています。海外の刑事ドラマで、破天荒な主人公を支える女房役みたいな感じ。でも優しすぎて悪の罠にハマり殉職しそう。妄想もいい加減にしなさい。
しかしイイ男は100%所帯持ちかゲイ。いいの、目の保養だけでも数が違うから!

とにかく英語のクラスは終わってから怒りが次々とこみ上げて困るほど。なぜ我慢していたのか、ここのことをまだ理解していないからと遠慮していた自分に対しても怒っています。そういうのはワガママではなくセルフラブなんだって。同じクラスだったジャパニーズが言ってくれた言葉で、例えば英語のクラスでストレスいっぱいな扱いを受けた時、日本人は特に、友達のためなら怒れる。Aさんは、先生見てくださいBさん泣いてますよ、こんなに苦しんでいますよ、どうにかしてあげて下さい、とは言えるのに「私は辛いです」と言えない。確実に、泣いてる自分がいるのに無視してしまう。これを聞いた時、私は彼女の中の、泣いてる彼女があまりにも可哀想で泣きそうになった。
彼女は帰国したけど本当にこの地が好きで、とにかく彼女のおかげで私は今ここを楽しむことができる。もしいなければフィンドホーン、キレイな場所ですねで終わっていたかも。彼女の存在は奇跡で、戦友のような共感を抱いています。

ここはいい所です。部屋に鍵がないけど何も起こらない。変わったヒトは多いけど、表立った嫌がらせな行為はない。(裏ではあるかもな)イギリスでも特異な場所。ここで働いたり瞑想したりワークショップ行ったり人と話す貴重な時間があったり、それで自分を知ったつもりにはなれるかも。でもここでうまく行っても、住むわけには行かない、いつかは帰らないといけない。東京で地に足をつけて生きることを意識しなければなりません。
もうねえ、まるで自信ないの。毎日の現実そのものが現実逃避みたいな感じ。
でも重鎮の一人が言ってくれたように、本当の自分は生活や仕事を通してわかるって。だから仕事を早く覚えようとか外人と話そうとか、目に見えることから努力する。

長くなってゴメンね。携帯だと読むの大変、あっでも自分のが9年前のだからそう思うのかも。
お互いブログがんばろう。
じゃあまた。(^∇^)
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これを送ったのは二週間前で、いま少し現実逃避ではなくなってきました。つまりここも夢の国ではなくいいことも悪いこともいろいろあって、その中で自分の問題やテーマが浮彫りになっています。ヒゲに弱いとか。違う。

2011年5月18日水曜日

アイラブ洗濯場

いまどきこのような洗濯場なんてタイタニック号の船底にしかないと思いました。いまどきじゃないけど。
物干しバーは壁に埋まった逆フックに、ロープの途中にあるリングを引っ掛けて固定します。洗濯物が重いとロープにつかまって全体重をかけて引かなくてはなりません。何度となく、すごい勢いでバーを落下させそうになりましたが幸い大惨事には至っておりません。他人様の物もありますから必死です。
外国サイズの全自動洗濯機が並んでいますが一回四百円近くかかるので一度も使ったことはなく、常に手洗いハンドウォッシュ。ジーンズも。三枚目の写真の白い陶製のシンクがハンドウォッシュ専用で、その横にあるドラム缶っぽいのがなんと回転式脱水機です。でかい!私はここで洗濯するのが大好きです。アンダーウェアが四組だけなので二日にいっぺんはここに来ないといけないってのもあるんですが、普通の高級乾燥機もあるのに、無意味にでかい回転式脱水機を操作できるのがうれしくて。でも壁には「脱水機に入れる前にシンク内で手でよく絞ってね」と張り紙が。何のための脱水機か。この存在の薄さ加減も気に入っています。蓋を開け閉めするたびにドカーンとすごい音がするのです、うふふ。



2011年5月16日月曜日

教室の風景

机はありません。もう一度言います。英語を勉強するコースで、机がないのです。毎日必ず歌、ダンス、ゲーム、ポエムのうち二つ以上に長い時間を取られることがストレスの一つでした。「では椅子を壁際まで引いてスペースを作りましょう」と言われるたびにまたかと血の気が引いて吐きそうになりました。二週間目、首前面に小さな湿疹がたくさんでき鮫肌のようなので気にしていたら間もなく顔にも広がって、目鼻の周り以外全部、特に額とこめかみ、顎は遠目でもわかる吹き出物で困りました。押すと痛いので化粧ができなくなったのに、その時はベジタリアン食によるデトックスの証だと思っていました…。英語のコースが終わるや否や「しゅうーっ」という音が聞こえそうな勢いで消えてしまいました。三日目には元の肌に。
終わってみてわかることってあります。
異国で高いお金を払って買い物をすることがいかにハイリスクか。いま働くコースにいますと自分なりに工夫や努力ができます。早く仕事を覚えようとか、どうしたら合理的にできるか、ミーティングの英語についていけないからキーワードを拾って後で聞くとか。
自分が消費者だったときは、どんなに激怒しようとも自分ではどうにもなりません。先生に困っていることを伝えてそれが理解してもらえれば別ですが、例えばまたダンス?いいかげんにしろ!と毎朝思ってもそれがここのやり方なのです。せいぜい私だけ休憩することはできても、授業時間が増えることはない。かえってレジスタンスを形にしてしまうとそれにまた見返りがないことにイライラして自爆、という悪循環を避け、長い物に巻かれたつもりが巻かれきれませんでした。もちろん週報で伝えました、歌やダンスを減らしてまともな授業を増やして欲しいと。レスポンスはありませんでした。
後日ここの重鎮の一人が「働いててどう?」と声をかけてくれたので「働くときは努力ができてうれしい。消費者はできない」と答えたら「そういう時はコンシューマーではなくカスタマーだ」と直してくれました。

ベルテン祭

ドイツのご婦人に「ベルテン祭ってなあに?」と聞かれたので「スコティッシュの伝統的な…」と言ったらイギリス人に「ノー!ケルティック!」とたしなめられた。そんなに目クジラ立てるなよハゲと思ったがイングランド出身の彼には問題なのだろう。後で別のイギリス人にどう違うのか聞いたら「ネットで調べた方がいい」と言われた。
とにかく五月一日の火祭りで、焚き火の上を飛び越えると縁起がいいらしい。焚き火ボンファイアはここではよくあるイベント、飲んでしゃべって歌って時にぼんやり火を見つめて、楽しいひと時。今回もそのイメージで臨んだ。ビール持参、場所はザ・パーク、バスで往復。
着いたら何やらムードが違う。飲み食いどころか「厳粛な儀式なのでカメラはご遠慮ください」と言われ、写真のアーチが限界だった。ここをくぐるあたりまでは皆ワーイという雰囲気だったが、やがて凝った扮装の皆さんに導かれ、手をつないで一列になり古典的な行進。広場で石のモニュメントをはさんで、高く積まれた枝がふた山。厳かな女性の語り口で儀式は進み、原始的な歌を歌い、伝説のグリーンマンとレディが登場。ちなみにレヴさんとアシスタントさんだった。石に液体をかけるなど英語がよくわからなかったのでアレだが物語があるらしい。寸劇が終わると着火。勢いよく燃える二つの焚き火を見ながらビール飲みたいと思った。一人ずつ、火と火の間を歩く。人数が多いので時間がかかる。東西南北に向かって詩を詠みホウイング、皆で「ホウ!」と叫ぶ。方角それぞれに水、風、大地、火のエレメントがあるのは興味深い。やがて女性が朗読を始めたがそろそろ帰りのバスの時間が気になって集中できず。しかも異様に長い。ようやく終わった頃「バスが出るぞ!」と言われバス組は猛ダッシュ。まだ火を飛び越していませんけど。空腹だし。尻切れとんぼ感を抱いたままバスで帰る。やはりその後に火を飛び越したそうだ。
ルームメイトは別の場所のベルテンに行ったらしい。聞けばそちらは飲めや歌えのいつもの楽しい焚き火で、皆でキャーキャー言いながら火を飛び越して、じゃあねーって終わったそうだ。